更待月(読み)ふけまちづき

精選版 日本国語大辞典 「更待月」の意味・読み・例文・類語

ふけまち‐づき【更待月】

  1. 〘 名詞 〙 ( 夜が更けてからその出を待つところから ) 陰暦二〇日の夜の月。ふけまち。更待の月。《 季語・秋 》 〔女重宝記(元祿五年)(1692)〕

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関連語 名詞

日本大百科全書(ニッポニカ) 「更待月」の意味・わかりやすい解説

更待月
ふけまちづき

陰暦8月20日の月の異称。更けて待つという意といい、寝待月の月の出よりもさらに遅く、亥(い)の正刻(今日の午後10時)にやっと月が昇るので、亥中(いなか)の月、二十日(はつか)亥中の呼称もあり、単に更待ちともいう。

[宇田敏彦]

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