デジタル大辞泉 「書き汚す」の意味・読み・例文・類語 かき‐けが・す【書き汚す/書き×穢す】 [動サ四]1 書き損じる。書きそこなう。「例いとよく書く人も、…―・しなどしたるあり」〈枕・二三〉2 書きちらす。「あはれなる古事ども、唐からのも倭やまとのも―・しつつ」〈源・葵〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「書き汚す」の意味・読み・例文・類語 かき‐けが・す【書汚・書穢】 〘 他動詞 サ行四段活用 〙① 書き損じる。書きそこなう。[初出の実例]「例いとよく書く人も、あぢきなうみなつつまれて、書きけがしなどしたるあり」(出典:枕草子(10C終)二三)② 乱れたさまに書く。書きちらす。[初出の実例]「あはれなるふる事ども、からのもやまとのも、書きけがしつつ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)葵) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例