書は言を尽くさず、言は意を尽くさず(読み)しょはげんをつくさず、げんはいをつくさず

故事成語を知る辞典 の解説

書は言を尽くさず、言は意を尽くさず

ことばだけからある人の考えを知るのはとてもむずかしいから注意せよ、という戒め。

[由来] 「易経けい・上」の一節から。「孔子は『書は言を尽くさず、言は意を尽くさず(文章では、ことばで言いたいことは表しきれないし、ことばでは、考えていることは表しきれない)』と述べている。ならば、聖人の考えを知ることはできないのだろうか」とあります。

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android