曾万布村(読み)そんぼむら

日本歴史地名大系 「曾万布村」の解説

曾万布村
そんぼむら

[現在地名]福井市曾万布町

足羽あすわ川右岸に近い平野に位置する。古くは曾万布庄の地。近年曾万布遺跡も発見されて、開発の古い集落であることが立証された。地籍図によれば、村内東方から北および西方一帯に条里制の遺構が認められ、いちつぼの字名も残る。正保郷帳によると田方七三九石余・畠方二八石余。福井藩領で、文政六年(一八二三)の給人地方渡名寄帳によれば狛帯刀の知行一一五石余のほかは、福井城下運正うんしよう寺・孝顕こうけん寺の各三〇〇石、松岡天竜まつおかてんりゆう(現吉田郡松岡町)の三二石余、同吉祥きつしよう院二〇石の福井藩主ゆかりの寺領で占められていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む