最新 地学事典 「最大微斜長石」の解説
さいだいびしゃちょうせき
最大微斜長石
maximum microcline
KAlSi3O8 三斜晶系のアルカリ長石(カリ長石)。多くは単斜晶系のカリ長石(正長石)からの相転移で生じる。偏光顕微鏡下には相転移で生じたアルバイト双晶,ペリクリン双晶の交差双晶がみられる。Al, Siの秩序度に従って,単斜晶系からの三斜晶系への変化の度合(トリクリニシティー,三斜度)は大きくなり,四つのサイトの一つはAl原子で占められ,他の三つのサイトはSiで占有されているものを最大微斜長石という。秩序度の低いものを中間型微斜長石という。花崗岩・ペグマタイトに産する。
執筆者:秋月 瑞彦
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

