ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「最後の清教徒」の意味・わかりやすい解説 最後の清教徒さいごのせいきょうとThe Last Puritan アメリカの哲学者ジョージ・サンタヤナの唯一の小説。 1935年刊。ニューイングランド旧家の末裔で,きびしく自己抑制的な「最後の清教徒」オリバー・オールデンとラテン系の血をひく若い快楽主義者とを対照しながら,清教徒的な誇りのために現代社会に適応できないオリバーの姿を,皮肉と同情をこめて描いている。スペイン系である作者の観察眼がよく生かされ,またおのずと彼の哲学の具体化という趣もうかがえる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by