同情(読み)ドウジョウ

デジタル大辞泉 「同情」の意味・読み・例文・類語

どう‐じょう〔‐ジヤウ〕【同情】

[名](スル)他人身の上になって、その感情をともにすること。特に他人の不幸や苦悩を、自分のことのように思いやっていたわること。「同情を寄せる」「同情を引く」「被害者同情する」
[類語]あわれみ思いやり愛情愛着情けじょう情合い情愛情味人情人情味温情恩情厚情いつくしみ慈愛仁愛仁恵仁慈仁心じん慈悲哀憐

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精選版 日本国語大辞典 「同情」の意味・読み・例文・類語

どう‐じょう‥ジャウ【同情】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 思いや心を同じくすること。また、その思いやその人。
    1. [初出の実例]「同情乍会頻回首。一座相看共解頤」(出典田氏家集(892頃)中・残春宴集)
    2. 「気の毒に思ひしは我れも他人の手にて育ちし同情(ドウジョウ)を持てばなり」(出典:ゆく雲(1895)〈樋口一葉〉上)
    3. [その他の文献]〔漢書‐呉王濞伝〕
  3. 人間が持っている共通の感情。
    1. [初出の実例]「夫愛於己而悪於己人之同情也」(出典:古学先生文集(17C後頃)一・送浮屠道香師序)
  4. ( ━する ) 他人の気持境遇、特に悲哀や不幸を、その身になって思いやること。かわいそうに思って慰めること。おもいやり。
    1. [初出の実例]「Sympathy 同情」(出典:哲学字彙(1881))
    2. 「内儀さんは同情していった」(出典:土(1910)〈長塚節〉一〇)

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普及版 字通 「同情」の読み・字形・画数・意味

【同情】どうじよう

思いやり。

字通「同」の項目を見る

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