月の出潮(読み)つきのいでしお

精選版 日本国語大辞典 「月の出潮」の意味・読み・例文・類語

つき【月】 の 出潮(いでしお・でしお)

月が昇るとともに満ちてくる海の潮。《季・秋》
散木奇歌集(1128頃)夏「なけかしなふな木の山のほととぎす月のてしほに浦伝ひして」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「月の出潮」の意味・読み・例文・類語

つき‐の‐いでしお〔‐いでしほ〕【月の出潮】

月が出るとともに満ちてくる潮。つきのでしお。
和歌の浦に―のさすままに夜なく鶴の声ぞかなしき」〈新古今・雑上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

靡き

1 なびくこと。なびくぐあい。2 指物さしものの一。さおの先端を細く作って風にしなうようにしたもの。...

靡きの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android