精選版 日本国語大辞典 「有て無かし物」の意味・読み・例文・類語
あっ【有】 て 無(な)かし物(もの)
- ( 「無かし」は「無かりし」の変化した「無かっし」の促音が表記されなかった形 ) あっても、ないに等しいもの。あるとは名ばかりのもの。あってなしもの。あるなしもの。
- [初出の実例]「外戚の権威を好古にとられ主人は有ってなかし物」(出典:浄瑠璃・蘆屋道満大内鑑(1734)二)
 
 
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...