有ない(読み)あらない

精選版 日本国語大辞典 「有ない」の意味・読み・例文・類語

あら【有】 ない

  1. ( 「ない」は打消の助動詞 ) ない。
  2. [ 一 ] 「ある」が動詞の場合。
    1. [初出の実例]「せく事はあらない」(出典:浄瑠璃・心中宵庚申(1722)上)
  3. [ 二 ] 「ある」が補助動詞の場合。
    1. [初出の実例]「しら歯の首は、〈略〉こはいものでは、あらない」(出典:おあむ物語(1661‐73頃))
    2. 「土佐とて鬼の国でも蛇の国でもあらないものを」(出典:おあんさま(1965)〈大原富枝〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む