精選版 日本国語大辞典 「有も有らず」の意味・読み・例文・類語
あり【有】 も 有(あ)らず
- ( 「あらず」を強調した表現。「ありても」と「て」がはいることもある ) ありもしない。全く違っている。
- [初出の実例]「近江とて瀬田とて来ればありもあらず」(出典:梁塵秘抄(1179頃)二)
- 「ありもあらぬものを板本にしたりと見へて、大分に落たる処もあり」(出典:随筆・槐記‐享保一一年(1726)一二月五日)
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...