有機リン製剤(読み)ゆうきリンせいざい(その他表記)organic phosphorous insecticida

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「有機リン製剤」の意味・わかりやすい解説

有機リン製剤
ゆうきリンせいざい
organic phosphorous insecticida

有機リン殺虫剤ともいう。アルキル基またはアリール基とリン原子が結合した有機リン酸エステル系殺虫剤の総称。構造はO← R(OH)2X で表わされ,Xは硫黄,ハロゲン,窒素を含む基である。 1937年頃,ドイツの G.シュラーダーらによってその殺虫性が見出されてから,各国で研究,開発,実用化されるようになった。 44年に開発されたパラチオンは代表的なものであり,アオムシシンクイムシハマキムシ,ウンカ,ニカメイチュウ,ヨコバイなどの殺虫に広範に用いられたが,神経毒で,人畜に影響があり,けいれん,筋麻痺,頭痛,めまい,頻脈,おう吐,呼吸困難,意織の混濁などを引起すため,日本では 71年に製造禁止になった。現在では,低毒性のものが次々と開発され,実用化されている。代表的なものにスミチオン,バイジッド,サイアノックス,ホスベル,ダイアジノン,オフナック,マラソン,ジメトエート,スプラサイド,エチルチオメトン,EDDP,EPBP,プロパホス,クロロビリホスなどがある。

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