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頻脈 ひんみゃくtachycardia

翻訳|tachycardia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

頻脈
ひんみゃく
tachycardia

成人で1分間に 100回以上の脈拍をいう。発熱時,貧血,心不全,出血後,甲状腺機能亢進症心筋炎などの際にみられる。ただ,小児の場合,心拍数は正常でも毎分 100をこえている。なお,脈の特殊な型に発作性頻脈がある。これは,突然に脈拍が増加して 200以上になり,数分から数時間または数ヵ月続いて,突然もとの脈拍数に戻るものをいう。

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デジタル大辞泉の解説

ひん‐みゃく【頻脈】

脈拍数が異常に多い状態。1分間に100回以上の場合をいう。頻拍。→徐脈

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世界大百科事典 第2版の解説

ひんみゃく【頻脈 tachycardia】

頻拍ともいう。心臓の拍動数(心拍数)が多くなった状態をいい,成人では1分間に100以上の状態をいう。これに対し,心拍数が減少し,成人の場合,50以下の状態を徐脈(または徐拍)bradycardiaという。健康な人でも,精神的興奮や不安,ある種の薬物の摂取や運動などによって,心拍数が増加し,頻脈の状態になるが,刺激伝導系の異常による不整脈では,以上のような生理的原因以外でも頻脈が起こる。 頻脈のあるときの症状で,最も多いのは動悸であり,ときに胸部不快感,胸痛,息切れなどが伴う。

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大辞林 第三版の解説

ひんみゃく【頻脈】

脈拍数が異常に多い状態。普通毎分一〇〇以上をいう。運動や興奮時のほか、心臓の病気やバセドー病などで起こる。頻拍。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

頻脈
ひんみゃく
tachycardia

脈拍が1分間に100以上ある場合を頻脈といい、増加した心拍の刺激発生部位により、洞性頻脈、上室性頻拍症、心室性頻拍症に分類される。また、心房細動、心房粗動でも頻脈になることがある。洞性頻脈は運動や発熱などの生理的原因のほか、甲状腺(せん)機能亢進(こうしん)症、高度の貧血、肺機能不全などの心臓以外の原因によってもおこる。心不全がある場合にも頻脈になることが多い。いずれも原因疾患の治療が優先される。
 頻脈をおこす不整脈のうちで心室性頻拍症は、その発生頻度は少ないが、放置すれば致死的な不整脈である心室細動に移行しやすいので、適確に診断して早期に治療する必要がある。普通は器質的心疾患に伴って出現することが多く、この頻拍症がおこると患者の状態は急激に悪化し、心不全に陥る。[井上通敏]

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世界大百科事典内の頻脈の言及

【不整脈】より


[不整脈の症状]
 自覚症状としてまずあげられるのは動悸である。とくに期外収縮や頻脈の場合には,感じられることが多い。このほか不整脈に伴う症状には,胸部の不快感,胸痛,息切れなどがあり,種々の不快感や不安を伴うことも少なくない。…

【脈拍∥脈搏】より

…ただし,個人によって差があり,スポーツマンでは一回心拍出量は増大するが,脈拍数は逆に少なくなる。成人の場合,脈拍数が増加して毎分100を超した状態を頻脈という。脈拍の増加は,正常の場合でも,精神的興奮や不安,食事,疼痛,運動によってみられる。…

※「頻脈」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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