有漏の身(読み)うろのみ

精選版 日本国語大辞典 「有漏の身」の意味・読み・例文・類語

うろ【有漏】 の 身(み)

  1. 煩悩から離れられない身。凡夫の身。うろ。
    1. [初出の実例]「釈伽牟尼仏の月逝きし、仮時(けじ)多くは法花経の、力にてこそうろの身の、仏道漸く近しとか」(出典梁塵秘抄(1179頃)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 仮時 初出

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android