有程(読み)あるほど

精選版 日本国語大辞典 「有程」の意味・読み・例文・類語

ある【有】 程(ほど)

  1. いる間。また、生き長らえている間。
    1. [初出の実例]「ある程はうきをみつつもなぐさめつ」(出典:和泉式部集(11C中)下)
  2. そこにある限り。あるだけ。
    1. [初出の実例]「あるほどの木々の葉〈略〉大方をふき落したれば」(出典:二人比丘尼色懺悔(1889)〈尾崎紅葉〉奇遇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android