有親発生(読み)ゆうしんはっせい(その他表記)tokogeny

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「有親発生」の意味・わかりやすい解説

有親発生
ゆうしんはっせい
tokogeny

すべての生物にみられるように,生物は親から子への形で生じること。現在,すべての生物がこの形式で生じることは当然であるが,この語は,自然発生がまだ可能性として考えられていた時点で,それに対置するものとしてつくられた。過去地球発展のある時点では原始生命の発現 archigonyが起ったが,それ以来,この有親発生によってのみ生物は出現してきたものである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android