朝隠(読み)ちよう(てう)いん

普及版 字通 「朝隠」の読み・字形・画数・意味

【朝隠】ちよう(てう)いん

高位にあって隠士の心を守る。〔法言、淵騫〕或ひと問ふ。柳下惠は隱なるに非ずやと。曰く、君子は之れを不恭と謂ふ。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の朝隠の言及

【貴族】より

… しかし,門閥制の進展につれて,門地を誇る傲慢の態度や既得権を守ろうとする保身保家の意識はいっそう強まった。門地にそぐわない任官の拒否や同一家格内での通婚はその一例であるが,さらに,政務を俗事といやしんで文学・清談,また仏教や道教の信仰に没頭したり,現に官職におりながら自分ひとりの精神的充足をもとめる〈朝隠〉を理想としたりした。化粧にこるなど文弱化や堕落もはなはだしく,馬からずり落ちなかったり,手紙の挨拶句がまともに書けさえしたら立派な官僚だなどと陰口をたたかれた。…

※「朝隠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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