事典 日本の大学ブランド商品 「木いぷ」の解説
木いぷ
和歌山大学(和歌山県和歌山市)の大学ブランド。
木の端材の活用策として開発された丸太コンロ。2003(平成15)年から2004(平成16)年にかけて、未利用木質資源研究会と和歌山大学・近畿大学の研究者の共同研究によって生まれた簡易木製コンロの試作品をもとに、特定非営利活動法人和歌山県木質資源開発機構(和歌山市)が木いぷを完成させた。一見するとただの丸太に見える木いぷだが、よく見ると切り口の円形面にスリットが入っており、この特徴的なスリットが火付けを容易にしている。1時間30分程度燃焼し、やかんで湯を沸かしたり鍋をのせて煮炊きができる。今後は災害時の備蓄燃料として和歌山県内の避難所への配備が推進される予定。なお、丸太コンロ普及事業は、2007(平成19)年度紀の国森づくり基金活用事業に採択された。価格は、1557円。特定非営利活動法人和歌山県木質資源開発機構取り扱い。
(注)記載内容は事典編集当時(2010年2月)のものです。内容・価格等はその後に変更になった場合もあります。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の大学ブランド商品」事典 日本の大学ブランド商品について 情報