木叢(読み)コムラ

デジタル大辞泉 「木叢」の意味・読み・例文・類語

こ‐むら【木×叢/×樾】

木が群がり、茂っている所。また、その下陰

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「木叢」の意味・読み・例文・類語

こ‐むら【木叢・樾】

  1. 〘 名詞 〙 木の群がり立っていること。また、その所。木のむれ。あるいは、樹木枝葉が入り組んでいて、その下の陰になった所。
    1. [初出の実例]「み湯の上の 樹村(こむら)を見れば 臣(おみ)の木も 生ひ継ぎにけり」(出典万葉集(8C後)三・三二二)
    2. 「水をかしく流れたる野の、はるばるとあるに、木むらのある、をかしき所かな」(出典:更級日記(1059頃))

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