枝葉(読み)エダハ

デジタル大辞泉 「枝葉」の意味・読み・例文・類語

えだ‐は【枝葉】

枝と葉。
本筋や中心から離れた重要でない部分。末節。しよう。「話が枝葉に及ぶ」
[類語](1木の葉草葉葉っぱ押し葉葉身葉脈葉柄葉末托葉単葉複葉葉序双葉若葉若緑新緑万緑青葉紅葉こうよう紅葉もみじ黄葉照り葉落ち葉落葉枯れ葉朽ち葉病葉わくらば松葉小枝若枝わかえ若枝わかえだ・痩せ枝・枯れ枝・徒長枝・万朶粗朶枝振り枝変わり/(2些細瑣末枝葉末節末梢的些事細事小事細かい細細こまごましい煩瑣はんさ瑣瑣ささたる区区くくたるちょっとした取るに足りないたわいない何でもない愚にもつかぬ益体も無いらちも無い高が知れる

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精選版 日本国語大辞典 「枝葉」の意味・読み・例文・類語

し‐よう‥エフ【枝葉・支葉】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 樹木の枝と葉。
    1. [初出の実例]「願以成蹊枝葉下、終天長樹玉階辺」(出典:凌雲集(814)詠桃花一首〈平城天皇〉)
    2. 「松の緑こまやかに、枝葉汐風に吹たはめて」(出典:俳諧・奥の細道(1693‐94頃)松嶋)
  3. 家柄・門派について、樹幹にあたる本宗(ほんそう)主流に対し、そこから分派した流れをさす。子孫一門
    1. [初出の実例]「早出槐風棘露之枝葉、更韜楊金荊玉之光輝」(出典:詩序集(1133頃)月下多軒騎詩序〈平光俊〉)
    2. 「一期(いちご)の栄花猶あやうし。枝葉連続して、親を顕し名を揚げむ事かたし」(出典:平家物語(13C前)三)
  4. 主体に付随した部分。末の部分。重要でない部分。末節。
    1. [初出の実例]「雖時属休明、択枝葉於言行」(出典:本朝文粋(1060頃)九・学校如林詩序〈大江朝綱〉)
    2. 「其互ひに相異なる所は皆枝葉(シエフ)に属する点にして其本根楨幹に至ては尽く同一なり」(出典:国会論(1888)〈中江兆民〉)
    3. [その他の文献]〔礼記‐表記〕
  5. しよう(支用)

えだ‐は【枝葉】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 草や木の枝と葉。しよう。
    1. [初出の実例]「しらかしの枝はをしなみ雪降れどなれたる山は道もまよはず〈藤原光俊〉」(出典:新撰六帖題和歌(1244頃)六)
  3. 物事の重要でない部分。本筋や中心からはずれた、よけいなところ。末節。しよう。
    1. [初出の実例]「殿の思(おぼ)いたるさまなど、ある事もえだはをつけ、なき事をもつきづきしう」(出典:夜の寝覚(1045‐68頃)四)
  4. 本家から分かれた者、または主人に仕える者。親族、子孫。家来従者
    1. [初出の実例]「与五郎とやらを誘(おび)き寄せ、彼奴(あいつ)高橋が枝葉(エダハ)の奴」(出典:歌舞伎絵本合法衢(1810)六幕)

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普及版 字通 「枝葉」の読み・字形・画数・意味

【枝葉】しよう(えふ)

えだは。末。〔史記、陳渉世家、少孫論〕夫(そ)れ先王は、仁義を以て本(もと)と爲し、而して固塞(こそく)法を以て枝と爲す。豈に然らずや。

字通「枝」の項目を見る

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動植物名よみかた辞典 普及版 「枝葉」の解説

枝葉 (シバ)

植物。山野に自生する雑木または雑草の称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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