木楯に取る(読み)こだてにとる

精選版 日本国語大辞典 「木楯に取る」の意味・読み・例文・類語

こだて【木楯】 に 取(と)

① 身を隠しかばうものとして用いる。間に合わせの楯とする。
※長門本平家(13C前)八「宇治橋男柱をこだてに取て、命も惜しまず戦ひけり」
口実にする。だしに使う。
浄瑠璃・鎌田兵衛名所盃(1711頃)上「内裡をこだてにとられては、我朝敵と成斗」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android