木滑新村(読み)きなめりしんむら

日本歴史地名大系 「木滑新村」の解説

木滑新村
きなめりしんむら

[現在地名]吉野谷村木滑新

寛文九年(一六六九)木滑村のうちに成立(元禄一六年「吉野村甚七書上」改作所旧記)。仮名付帳には木滑村枝郷とある。手取川とその支流尾添おぞう川の合流点右岸に位置し、南の同川に架かるはね橋濁澄にごりすみ(長さ一六間・幅六尺)を介して、幕府直轄領の越前大野郡瀬戸せと(現尾口村)と対峙する。寛文年間の高四八石、免二ツ八歩(高免付給人帳)。前掲書上によると、同元年に吉野よしの村から木滑村に口留番所が移され、その人足などの御用勤のため、同八年に瀬戸村がもつ越高四八石を取上げ、翌年木滑村のうちに高付された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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