木芽焼(読み)きのめやき

精選版 日本国語大辞典 「木芽焼」の意味・読み・例文・類語

きのめ‐やき【木芽焼】

〘名〙
料理の名。木の芽をよくたたいて、みりんしょうゆ、酒を等分にまぜた中へ入れ、それを生焼きの魚につけてよく焼き上げたもの。また、木の芽みそを焼魚にぬってあぶったもの。
② 鰣(えそ)焼物で、えそに塩をつけ、柚(ゆず)の葉に包んで、その上をぬれ紙に包んでむし焼きにして、さらに塩をかけて出す料理。〔料理物語(1643)〕

このめ‐やき【木芽焼】

〘名〙 木の芽をよくたたいて味付けし、生焼きの魚につけて焼き上げるもの。きのめやき。
歌舞伎有松染相撲浴衣(有馬猫騒動)(1880)二幕「田楽の木(コ)の芽焼(メヤキ)は恐れ入ったる思ひ附き」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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