木鳶(読み)もくえん

普及版 字通 「木鳶」の読み・字形・画数・意味

【木鳶】もくえん

木製の鳥形の飛行する器。〔酉陽雑俎、続四〕魯般(ろはん)、木鳶を作り、~之れに乘りて以て歸り、~般(こうゆはん)、亦た木鳶を作りて、以て宋を窺(うかが)ふ。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の木鳶の言及

【凧】より

…しかし,たこは空高く上がり,糸が切れると遠くに飛び去るので,これに災難を託して厄よけとしたり,あるいは青雲の中に入ると吉兆としたり,あるいは大だこに籠をぶら下げて人が乗り込み軍事的な目的に使用したともいう。中国の《墨子》(前4世紀)には木鳶(もくえん)という名称が見え,漢代初期の韓信は敵の城の距離を測るのに紙鳶(しえん)を作って放ったとの伝説もあるが,実際にははるかに古いものであろう。現在の中国では風箏と呼ぶことが多いが,これはたこにうなりや笛を付けたことに由来する。…

※「木鳶」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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