末上野村
すえうわのむら
[現在地名]立山町末上野
中村の南に位置し、南は上小林村、西は下金剛寺村。もとは末庄開と称した。開発は寛永一七年(一六四〇)の秋ヶ島用水開削後で、米道村の枝村であったという。目桑村の紋助が開拓し、末庄の末にちなんで村名をつけたといわれる(五百石地方郷土史要)。明暦二年(一六五六)の村御印留に村名がみえ、寛文一〇年(一六七〇)の村御印によると草高二四六石、免三ツ五歩、明暦二―三年の新田高六石(三箇国高物成帳)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 