本光寺町(読み)ほんこうじまち

日本歴史地名大系 「本光寺町」の解説

本光寺町
ほんこうじまち

[現在地名]金沢市野町のまち三丁目

犀川左岸、北陸街道沿いの小路の両側町で、寺院上地町。野町六丁目の東にあり、東は桃畠ももばたけ町。町名は、日蓮宗源入山本光寺の寺名による。同寺は承応二年(一六五三)建立。小幡宮内の与力馬杉九郎兵衛の発起、光要院日達の開山になる(貞享二年寺社由緒書上)寺地は初め六斗林ろくとばやしにあったが、延宝八年(一六八〇)泉新いずみしん(泉野村)を請地として移ったという(加能郷土辞彙)。天和三年(一六八三)同寺の上地町として金沢町から請地を与えられ成立した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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