日本歴史地名大系 「本所新坂町」の解説 本所新坂町ほんじよしんざかちよう 東京都:墨田区旧本所区地区本所新坂町[現在地名]墨田区石原(いしわら)四丁目本所清水(ほんじよしみず)町の北に続く片側町。東は横(よこ)川(大横川)に面し、対岸は越前勝山藩小笠原氏屋敷など、西は本所長岡(ほんじよながおか)町二丁目・本所吉田(ほんじよよしだ)町二丁目。もとは市谷左内坂(いちがやさないさか)町(現新宿区)中ほど北側にあったが、寛文二年(一六六二)火消役堀田五郎左衛門役屋敷となり、本所五ッ目(ほんじよいつつめ)橋際より西方に三四間の代地を与えられ、引料を与えられて移転した。左内坂から新たに移ったことから新坂町と称したという。貞享元年(一六八四)上地となり、代地がないため屋敷代金二四三両余を受取り立退いた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by