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朱仙鎮 しゅせんちん Zhū xiān zhèn

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世界大百科事典 第2版の解説

しゅせんちん【朱仙鎮 Zhū xiān zhèn】

中国,明・清時代に栄えた商業都市。河南省開封市のすぐ南にある。朱仙鎮の名は11世紀半ばにみられ,戦国時代の人朱亥の居仙人荘に由来する。1140年(紹興10)金と戦った岳飛が,旧都開封を指呼に望むここから軍を返したことで有名だが,実際は岳飛ははるか南の偃城(えんじよう)から撤退している。元代賈魯河(かろが)の水運の利用とともに商業集落として著しく発達し,清代中期には,漢口,仏山,景徳と並ぶ中国四大鎮の一つとなった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

朱仙鎮
しゅせんちん / チューシエンチェン

中国、河南(かなん/ホーナン)省中北部、開封(かいほう/カイフォン)県南西部の鎮(ちん)。明(みん)、清(しん)代には、江西(こうせい/チヤンシー)省景徳鎮(けいとくちん/チントーチェン)、広東(カントン)省仏山鎮(ぶつざんちん/フォーシャンチェン)、湖北(こほく/フーペイ)省漢口鎮(かんこうちん/ハンコウチェン)と並んで四大鎮の一つとされた。淮河(わいが/ホワイホー)支流の渦河(かが)の上流にあり、開封や許昌(きょしょう/シュイチャン)への自動車道が通じる。黄河(こうが/ホワンホー)流域ワタ作地帯の主産地にあり、小麦、コウリャンなどの栽培も盛んである。清代までは南東の賈魯河(かろが)の水運が発展し、開封への物資集散地として栄えた。12世紀に宋(そう)の岳飛(がくひ)が金軍を破り、ここまで兵を進めたとされていることは有名である。[駒井正一]

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