デジタル大辞泉 「指呼」の意味・読み・例文・類語 し‐こ【指呼】 [名](スル)1 指さして呼ぶこと。指さしてそれと言うこと。「指呼していわく」2 呼べば答えるほどの近い距離。「道を隔てて指呼の間かんにある」[類語]手近い・程近い・近い・間近い・間近・じき・すぐ・至近・近く・目前・鼻先・手が届く・咫尺しせき・目睫もくしょうの間かん・目と鼻の先・身近・手近・卑近・身辺・そば・傍かたわら・脇わき・横・片方かたえ・手もと・付近・近辺・近傍・近所・最寄り・許もと・足元・座右・左右・手回り・身の回り・ついそこ・まのあたり・目睫もくしょう・面前・目の前・眼前・現前・目先・鼻面はなづら・鼻っ面つら・前面・正面・真ん前・手前・先方・直前 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「指呼」の意味・読み・例文・類語 し‐こ【指呼】 〘 名詞 〙① ( ━する ) 指さして呼ぶこと。呼びよせて使うこと。[初出の実例]「あたりを払へる有様は高祖の韓信・彭越が両将の機をつかさどて、百万の兵を指呼に随へしに異ならず」(出典:明徳記(1392‐93頃か)中)「幾十万巻の蔵書は指呼(シコ)の儘に我机上の物と成る」(出典:奇想凡想(1920)〈宮武外骨〉我輩が公に有する財産)[その他の文献]〔劉子翬‐劉兼道猟詩〕② 呼べば声が届いて答えられるほどの近い距離。指顧。[初出の実例]「三万里の蓬莱、指呼(シコ)の中」(出典:浄瑠璃・浦島年代記(1722)一)「平野をはさんで指呼の間に、〈略〉杉野の家が見える」(出典:生活の探求(1937‐38)〈島木健作〉二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「指呼」の読み・字形・画数・意味 【指呼】しこ 指さして呼ぶ。〔宋史、注伝〕宗(交人)攻取の策を問ふ。對へて曰く、昔(むかし)~溪洞の兵、一もて十に當るべし。甲堅利、親信の人、皆指呼してふべし。今は兩(ふたつ)ながら昔に如(し)かず。字通「指」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報