現代外国人名録2016 「李喬」の解説
李 喬
リー・チアオ
Lee Chiao
- 職業・肩書
- 作家 「台湾文芸」総編集
- 国籍
- 台湾
- 生年月日
- 1934年
- 出生地
- 苗栗県
- 本名
- 李 能棋
- 別名
- 別筆名=壹 闡堤
- 学歴
- 新竹師範学校〔1954年〕卒
- 受賞
- 呉三連文芸賞(第4回)〔1981年〕「寒夜3部作」
- 経歴
- 日本統治下の台湾山間部で生まれ、8歳から12歳まで日本語教育を受ける。1954年新竹師範学校卒業後、28年間小・中学校の教師を務め、’62年から小説を書き始める。’82年退職後、創作活動に専念。「飄然曠野」(’65年)ほか長短あわせて200編以上の小説を発表。代表作は清朝末期から第二次大戦までの歴史を背景にして台湾人を描いた「寒夜3部作」(「孤燈」「寒夜」「荒村」)(’79〜80年)で、これを完成後は政治上のさまざまなタブーをテーマに取り上げ、発表した作品のほとんどは「告密者」(’86年)に収録される。「寒夜」は客家語でテレビドラマ化され、2002〜2004年に台湾公共テレビで放映され評判となった。評論に「台湾人的醜陋面」(1988年)がある。評論発表時は壹闡堤のペンネームを使う。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報