材料記号(読み)ざいりょうきごう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「材料記号」の意味・わかりやすい解説

材料記号
ざいりょうきごう

機械の工業材料の種類、性質を表す、日本産業規格JIS(ジス))で定められた記号。三つの部分からなり、最初の記号は材質、二つ目の記号は規格名または製品名で、最後の数字は材料の種類番号か、鉄鋼材料の場合は最低引張り強さを表す。たとえば「SS400」の場合、最初のSがSteel、二つ目のSがStructure、数字の400が1平方ミリメートル当り400ニュートンの引張り強さをもつことを表し、一般構造用圧延材で、鋼製品であることを意味する。設計図面にその使用材料を示すために用いられる。

[中山秀太郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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