20世紀日本人名事典 「村木忍」の解説
村木 忍
ムラキ シノブ
昭和・平成期の映画美術監督
- 生年
- 大正12(1923)年9月2日
- 没年
- 平成9(1997)年1月16日
- 出身地
- 東京
- 学歴〔年〕
- 女子美専〔昭和19年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 毎日映画コンクール美術賞(昭48・58年度)「忍ぶ糸」「細雪」,日本映画テレビ技術協会美術賞〔昭和39・44年〕,東南アジア映画祭美術賞〔昭和40年〕,ユーゴスラビア映画祭美術賞〔昭和47年〕,日本アカデミー賞美術賞(昭61・62年度)「乱」「鹿鳴館」,紫綬褒章〔平成5年〕
- 経歴
- 大学卒業後知人の紹介で黒沢明監督の美術助手に。昭和20年東宝入社、27年東宝と契約。45年コム設立。黒沢明監督「どですかでん」「乱」で夫とともに美術監督を務め、市川崑監督「細雪」「映画女優」「帰って来た木枯し紋次郎」などでも美術を担当した。他の作品に「芸者小夏」「黒い画集」「社長外遊記」「クレージーの大冒険」「地獄変」「おはん」「忍ぶ糸」。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報