杖衝き坂(読み)つえつきざか

精選版 日本国語大辞典 「杖衝き坂」の意味・読み・例文・類語

つえつき‐ざかつゑつき‥【杖衝坂・杖突坂】

  1. 三重県四日市市采女(うねめ)町と鈴鹿市石薬師町との間にある坂。日本武尊(やまとたけるのみこと)伊吹山荒神を討伐しての帰途、疲れて杖をついて歩いたと伝えられる所。
    1. [初出の実例]「御杖を衝(つ)いて稍(しっか)に歩みたまふ。故(かれ)に、其地を号けて杖衝坂(ツエツキサカ)と謂ふ」(出典古事記(712)中(兼永本訓))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 御杖 実例 ヤマ

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android