来向かふ(読み)キムカウ

デジタル大辞泉 「来向かふ」の意味・読み・例文・類語

き‐むか・う〔‐むかふ〕【来向かふ】

[動ハ四]時や人がやってくる。近づいてくる。
日並ひなみし皇子みこと馬並めて狩り立たしし時は―・ふ」〈四九

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「来向かふ」の意味・読み・例文・類語

き‐むか・う‥むかふ【来向】

  1. 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙 ( 「むかう」は向き合うの意 ) こちらに向かって近づいてくる。古くは、時が近づく意に用いられたが、のちに、人などについても用いられるようになった。
    1. [初出の実例]「日並の皇子の命の馬並(な)めて御狩立たしし時は来向(きむかふ)」(出典万葉集(8C後)一・四九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。複雑な分子を単純な分子へ分解してゆく過程でエネルギーを獲得する分解代謝または異化 (カ...

代謝の用語解説を読む