来隔(読み)きへなる

精選版 日本国語大辞典 「来隔」の意味・読み・例文・類語

き‐へな・る【来隔】

〘自ラ四〙 来て遠く隔たる。来て離れる。
万葉(8C後)四・六七〇「月読みの光に来ませあしひきの山寸隔(キヘなり)て遠からなくに」
[補注]「へなる」は間に障害がある意で、遠く来て(山が)間を隔てる障害となっているの意かとする説もある。

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