東御影町(読み)ひがしみかげまち

日本歴史地名大系 「東御影町」の解説

東御影町
ひがしみかげまち

[現在地名]金沢市東御影町

子来こぎ町の南東末広すえひろ町の西に位置する。長さは約五町(皇国地誌)。慶長三年(一八六七)卯辰うたつ山開拓時に新たに町立てされた(金沢古蹟志)。明治四年(一八七一)梅谷うめたに町を合併、戸数四一(「御布告留帳」加賀藩史料)。なお梅谷町は当町と同じ頃、開拓に伴ってできた町で、もとは梅渓と記した(「卯辰山開拓録」金沢市立図書館蔵)卯辰山開拓に伴って新たに町立てされた町は一〇町ほどあるが、交通の便が悪くしかも風雪水害の難があり、同町のようにほとんどが短期間で合併、町名廃止となった。町名は当初御影町であったが、同時期に町立てした犀川左岸沿いの西御影町と区別するために同三年東御影町とした(御布告留帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android