日本歴史地名大系 「東御影町」の解説 東御影町ひがしみかげまち 石川県:金沢市金沢城下第七連区東御影町[現在地名]金沢市東御影町子来(こぎ)町の南東、末広(すえひろ)町の西に位置する。長さは約五町(皇国地誌)。慶長三年(一八六七)卯辰(うたつ)山開拓時に新たに町立てされた(金沢古蹟志)。明治四年(一八七一)梅谷(うめたに)町を合併、戸数四一(「御布告留帳」加賀藩史料)。なお梅谷町は当町と同じ頃、開拓に伴ってできた町で、もとは梅渓と記した(「卯辰山開拓録」金沢市立図書館蔵)。卯辰山開拓に伴って新たに町立てされた町は一〇町ほどあるが、交通の便が悪くしかも風雪水害の難があり、同町のようにほとんどが短期間で合併、町名廃止となった。町名は当初御影町であったが、同時期に町立てした犀川左岸沿いの西御影町と区別するために同三年東御影町とした(御布告留帳)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報