日本歴史地名大系 「東野津村」の解説 東野津村ひがしのづむら 熊本県:八代郡竜北町東野津村[現在地名]竜北町野津(のづ)現在の高野道(こうやどう)集落にあたり、西は西野津村、北は北野津村。氷(ひ)川の沖積地で、野津村からの分村。肥後豊後検地諸帳目録(県立図書館蔵)によると、慶長一二年(一六〇七)の検地帳に「東野津村一冊」、寛永一五年(一六三八)の地撫帳に「東野津村一冊」とあり、近世初期には分村していた。字古川(ふるかわ)の阿弥陀堂境内に板碑があるが、磨滅・損壊している。また水天宮(すいてんぐう)の路傍に弥陀来迎図を彫った大きい板碑があるが、建立年代は明らかでない。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報