西野津村(読み)にしのづむら

日本歴史地名大系 「西野津村」の解説

西野津村
にしのづむら

[現在地名]竜北町野津のづ

東は東野津村、南は川、西は東鹿島ひがしかしま村・新地しんち村、北は北野津村。氷川の沖積地で、野津村からの分村。肥後豊後検地諸帳目録(県立図書館蔵)によると、慶長一三年(一六〇八)検地帳に「西野津村二冊」とある。「国志草稿」に「田中村財場村ノ小村有」とみえる。文政四年(一八二一)頃の野津手永手鑑に「西野津村庄屋 新田村 射場村 田中村、高千八拾七石三斗壱升上知・御給知 御物成四百四拾弐石九升八合四勺三才 高四ツ六朱五厘九毛八弗、内、高千四拾九石九升 田数五拾九町弐畝、高三拾八石弐斗弐升 畑数三町四反五畝(中略)竈数六拾九軒 男女三百七拾五人 内男百八拾八人 女百八拾七人 氷川塘筋百七拾八間 野津村境より東鹿嶋村境迄、中道筋拾五丁弐拾八間 東鹿嶋村境より新地村境迄」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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