松の声(読み)マツノコエ

デジタル大辞泉 「松の声」の意味・読み・例文・類語

まつ‐の‐こえ〔‐こゑ〕【松の声】

松風の音。松籟しょうらい
「陰にとて立ちかくるれば唐衣ぬれぬ雨降る―かな」〈新古今・雑中〉

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精選版 日本国語大辞典 「松の声」の意味・読み・例文・類語

まつ【松】 の 声(こえ)

  1. 風が松の木立に当たって鳴る音。
    1. [初出の実例]「かげにとて立ちかくるればから衣ぬれぬ雨ふるまつのこゑかな」(出典:貫之集(945頃)九)

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