松前物(読み)まつまえもの

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「松前物」の意味・わかりやすい解説

松前物
まつまえもの

江戸時代松前藩の支配していた蝦夷地特産物を総称していう語で,塩干魚,こんぶ,干しあわび,いりなまこ,魚肥などの海産物材木毛皮などがあった。なかでも干しあわび,いりなまこ,ふかのひれの3品は俵物 (たわらもの) と呼ばれ,中国貿易の重要輸出品であった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android