材木(読み)ザイモク

精選版 日本国語大辞典 「材木」の意味・読み・例文・類語

ざい‐もく【材木】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「さいもく」とも )
  2. 建築、家具、木工などの材料にする木。普通には、角材、板などに製材したものをいう。木材。用材。〔十巻本和名抄(934頃)〕
    1. [初出の実例]「多くの榑(くれ)、ざいもくを持て運び」(出典:栄花物語(1028‐92頃)音楽)
    2. [その他の文献]〔孟子‐梁恵王上〕
  3. 年とった歌比丘尼異称
    1. [初出の実例]「何国にても歌びくにを丸太(まるた)と云けり。年寄たるを材木(サイモク)と云」(出典:浮世草子・傾城新色三味線(1718)四)
  4. ざいもく(材木)が間違う」の略。
    1. [初出の実例]「ヱヱきつい材木(サイモク)や」(出典:浄瑠璃極彩色娘扇(1760)六)

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普及版 字通 「材木」の読み・字形・画数・意味

【材木】ざいもく

木材。〔孟子、梁恵王上〕斧斤時を以て山林に入らば、材木(あ)げて用ふべからず。

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改訂新版 世界大百科事典 「材木」の意味・わかりやすい解説

材木 (ざいもく)

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百科事典マイペディア 「材木」の意味・わかりやすい解説

材木【ざいもく】

木材

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世界大百科事典(旧版)内の材木の言及

【木材】より

…このおもに利用される部分を素材と呼ぶが,素材はまた加工を加えない木材部分を指すこともある。なお材木とはある程度の大きさと形状を保ち,商取引の対象とされる木材をいう。JAS(日本農林規格)では素材を幹から枝を落としたままの形の丸太と,四面を粗く落とし,丸身のついた角材の形にした杣角(そまかく)とに区分している。…

※「材木」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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