松小田村(読み)まつおだむら

日本歴史地名大系 「松小田村」の解説

松小田村
まつおだむら

[現在地名]下関市大字松小田

四王司しおうじ山の東南に広がる小村。南は長府ちようふ町、北は才川さいがわ村・員光かずみつ村、西は田倉たくら村と接し、東は周防灘に面する。長府藩領で東豊浦郡前支配に属する。

天正二年(一五七四)九月晩日付の三井吉左衛門家文書(「閥閲録」所収)に「豊東郡国衙之内松小田壱石八斗足」とみえる。

「地下上申」には「才川松小田庄や 三郎左衛門」とあり、一人の庄屋が才川・松小田の二地域を統治していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 曹洞宗 田倉 寺院

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