松嶺院(読み)しようれいいん

日本歴史地名大系 「松嶺院」の解説

松嶺院
しようれいいん

一五〇世叔悦禅懌塔所。禅懌は天文四年(一五三五)没。「風土記稿」は、古くは不閑軒と号していたとする。誤りないとすると、当院は初め禅懌の住んでいた寮舎だったのかもしれない。奇文禅才が松嶺院妙円尼から五貫文の寄進を受けて当院を再興、その時松嶺院と改められたという(風土記稿)。天正一八年(一五九〇)七月一七日の鶴隠周音等書上案(県史三)によると、当院は五貫文の敷地をもっていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android