松掛村(読み)まつかけむら

日本歴史地名大系 「松掛村」の解説

松掛村
まつかけむら

[現在地名]丸森町舘矢間松掛たてやままつかけ

山田やまだ村の北東に位置し、東は木沼きぬま村、北は小田おだ(現角田市)と接する。村名は八幡太郎義家が当地大石を弓の的にしたことから的掛と名付けられ、のち転じたという。永正一二年(一五一五)一〇月四日の伊達稙宗安堵状案(伊達家文書)に「替田殿よりの買地伊具庄松懸」とあり、「田手侍者」へ安堵されている。天文七年(一五三八)の段銭古帳の伊具庄のうちに「三貫百七十五文 まつかけ」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android