大石(読み)たいせき

精選版 日本国語大辞典「大石」の解説

たい‐せき【大石】

〘名〙
① 大きな石。おおいし。巖(いわお)
※正法眼蔵(1231‐53)行持下「石頭大師は、艸菴を大石にむすびて、石上に坐禅す」 〔新唐書‐李嗣業伝〕
② 囲碁で、石数の多い石。一般には、まだ完全におさまってない場合をさすことが多い。
※咄本・軽口露がはなし(1691)五「大石(タイセキ)死にたる所を、『一手みせよ』といへば、中々見せるけしきはなし」

おお‐いし おほ‥【大石】

〘名〙 大きな石。岩(いわ)。たいせき。
※書紀(720)神武即位前戊午年一〇月・歌謡「神風(かむかぜ)の 伊勢の海の 於費異之(オホイシ)にや い這(は)ひ廻(もとほ)る 細螺(しただみ)の」

おいし おひし【大石】

〘名〙 大きい石。海岸の大きい石。
※古事記(712)中・歌謡「神風(かむかぜ)の 伊勢の海の 意斐志(オヒシ)に 這(は)ひ廻(もとほ)ろふ 細螺(しただみ)の い這ひ廻り 撃ちてし止まむ」

おおいし おほいし【大石】

姓氏の一つ。

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デジタル大辞泉「大石」の解説

おお‐いし〔おほ‐〕【大石】

大きな

たい‐せき【大石】

大きな石。おおいし。
囲碁で、長く連結している石。まだ完全にをつくっていない場合をさすことが多い。「大石が死ぬ」

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日本大百科全書(ニッポニカ)「大石」の解説

大石
おいし

三重県中南部、松阪市の一地区。旧大石村。櫛田(くしだ)川中流左岸に位置し、中世は神宮領の大石御厨(みくりや)であった。江戸時代に一時水銀鉱山も開かれた。真言(しんごん)宗不動院境内には不動滝がある。また、境内には国指定天然記念物のムカデラン群落がある。国道166号(和歌山街道)が通じる。

[編集部]

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション「大石」の解説

おおいし【大石】

熊本の米焼酎球磨川伏流水白麹を用いて仕込む。減圧蒸留したあと、シェリー樽に3年、ブランデー樽に3~5年熟成させた焼酎をブレンドした特別限定酒。原料は米、米麹。アルコール度数25%。蔵元の「大石酒造場」は明治5年(1872)創業。所在地は球磨郡水上村大字岩野。

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世界大百科事典内の大石の言及

【大食】より

…唐・宋時代の中国人が,狭義にはアラブ,広義にはイスラム教徒を呼んだ名称で,大寔(だいしよく),多氏(たし),大石(たいせき)などとも記される。本来はペルシア語でアラビア人を示すタージークTāzīk∥Tājīk,タージーTāzīの音訳であったが,アラブの征服以降のペルシア人イスラム教徒もこの名で呼ばれるようになり,またトルコ族がペルシア人を示す語としてこのタージークを用いたことから,イスラム教徒一般をも意味するようになった。…

※「大石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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