板天神(読み)いたてんじん

精選版 日本国語大辞典 「板天神」の意味・読み・例文・類語

いた‐てんじん【板天神】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 板でつくった天神様の像。四角ばってしなやかでない人の姿や品物などにたとえる。
    1. [初出の実例]「板天神のいたの隙より〈似春〉」(出典:俳諧・山之端千句(1680)下)
    2. 「さりとはすまぬ顔して、作りつけの板天神の如し」(出典:浮世草子・傾城色三味線(1701)湊)
  3. 気むずかしい人。
    1. [初出の実例]「癪持(しゃくも)ちの板天神の企(くわだて)でござんすなり」(出典浄瑠璃・安倍宗任松浦簦(1737)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

1 食肉目クマ科の哺乳類の総称。全般に大形で、がっしりした体格をし、足の裏をかかとまで地面につけて歩く。ヨーロッパ・アジア・北アメリカおよび南アメリカ北部に分布し、ホッキョクグマ・マレーグマなど7種が...

熊の用語解説を読む