板天神(読み)いたてんじん

精選版 日本国語大辞典 「板天神」の意味・読み・例文・類語

いた‐てんじん【板天神】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 板でつくった天神様の像。四角ばってしなやかでない人の姿や品物などにたとえる。
    1. [初出の実例]「板天神のいたの隙より〈似春〉」(出典:俳諧・山之端千句(1680)下)
    2. 「さりとはすまぬ顔して、作りつけの板天神の如し」(出典:浮世草子・傾城色三味線(1701)湊)
  3. 気むずかしい人。
    1. [初出の実例]「癪持(しゃくも)ちの板天神の企(くわだて)でござんすなり」(出典浄瑠璃・安倍宗任松浦簦(1737)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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