果口(読み)はてくち

精選版 日本国語大辞典 「果口」の意味・読み・例文・類語

はて‐くち【果口】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 命の終わるきっかけ。破滅のもと。
    1. [初出の実例]「コノアサガ セイヂョウシテ ワナト ナリ アミト ナラバ ワレラガ fatecuchi(ハテクチ)ヂャ」(出典:天草本伊曾保(1593)燕と諸鳥の事)
  3. ( 「はてぐち」とも ) 物事の終わりぎわ。しまいぎわ。
    1. [初出の実例]「はてくちや拍子あはづの木曾おどり〈勝長〉」(出典:俳諧・崑山集(1651)七秋)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む