枢要徳(読み)すうようとく(英語表記)cardinal virtues

翻訳|cardinal virtues

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「枢要徳」の解説

枢要徳
すうようとく
cardinal virtues

ともいう。ほかのあらゆる徳を基礎づける主要な倫理上の4つの徳,知恵節制正義勇気を意味し,この思想プラトンによって初めて体系化され,キリスト教世界にも深い影響を与えた。神を対象とする徳,信仰,希望,愛の三対神徳と対比され倫理徳といわれる。

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世界大百科事典内の枢要徳の言及

【キリスト教】より

… キリスト教的道徳の特徴はギリシア・ローマの古典古代文化における理想的人間像と,キリスト教的人間像との比較を通じてあきらかにされる。前者が四つの枢要徳virtutes cardinales,すなわち知恵(知慮),正義,勇気,節制によって構成されるのにたいして,後者はその上に信仰,希望,愛の三つを付け加え,そのことによってはじめて真実の徳が成立する,と主張する。なぜなら,キリストの福音によって人間には古代の賢者や哲学者が夢みることもしなかったほどの栄光が約束されたのであるが,この栄光に達するためには信仰,希望,愛による魂のきよめと強化が必要だからである。…

※「枢要徳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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