柳図子町(読み)やなぎずしちよう

日本歴史地名大系 「柳図子町」の解説

柳図子町
やなぎずしちよう

上京区烏丸通上立売上ル西入

烏丸からすま通に東面する。「太平記」に「柳が辻」とあるのはこの地といわれる。室町時代は管領細川頼之の邸があった。妙観院があり、「長興宿禰記」の文明九年(一四七七)一二月二〇日条で、その存在が確認される。中昔京師地図には、「妙観院頼元亭大永年中一条殿」とこの地の方一町に記されている。

既に元亀二年(一五七一)の御借米之記(立入宗継文書)に「柳図子町」とあり、上京立売組に属した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android