柳田古墳群
やないだこふんぐん
[現在地名]羽咋市柳田町
柳田集落背後の比高約二〇メートルの台地上に位置する前方後円墳二基を含む十数基からなる古墳群。後期古墳を主体とし、宮ノ山・山伏山(山伏穴)・ウワノ・セックデン・テンジクの各支群からなる。全長約四九メートルの前方後円墳である山伏山古墳は、調査時にはすでに盗掘を受けていたが、全長約七メートルの片袖形横穴式石室を内蔵し、玉類(管玉・臼玉)・直刀・刀子・鉄鏃・馬具類(杏葉・鏡板・帯金具)・須恵器などが検出され、六世紀前半代の盟主的古墳として重要である。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 